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封印が解かれる時

 圧迫からの解放

 迫害と思える程の圧迫情況から解放されるときに、晴れて自由の身と思う心よりも、人はある種、寂寞感に近い切ない心象になるものである。開放感よりもむしろ何処に身を置いていいのかで、不安な神経回路が発動し、心が混乱を来す事になる。その圧迫が永ければなおのことである。親子関係、或いは夫婦の関係などにおいて、支配していた人間の老いや凋落で、圧迫情況が減殺されゆく中で、支配下に置かれた人が陥るパニックに近い感覚である。日常的な苦難の様が、何処かで耐える事で自我を支えて来た歴史に終止符を打つ事になる。そして今後の人生の基本軸を造り替える作業に入るのだが、その時、逆に恐れおののいてしまうのである。

 人は何によって、人生を組み立てて生きるのか? 苦難を背負い、闘いながら生きる人にとって、苦難こそが生きる糧になっているのである。苦難が去ったときは、自分の人生も終止符になってしまう事がある。本日は、そんな症例のパニック症候群のご婦人と面談したのである。苦難の解放と同時に、新たな人生の方向と新たな生き甲斐への思考と行動の基本軸を創られるようお話をしたのである。

 人を生かす道は、幸せ感ばかりではない。憎悪や、反発や、嫉妬や忍従といった、悪想念が果たす事も多いのである。神はそんな人生を与えて人を試すのだが、心に宿す想念こそが幸不幸の分かれ道である。不幸であるより、幸せに生きていく事が良いに決まっているが、不幸に慣れきった人にとっては、その幸せ造りが恐怖観念に化ける悲しい現実があるのである。達成領域に入った人のあっけない死を散見するのは、こんな心の様を写し出す事に他ならない。人間とは因果な生き物である。もっとしたたかに幸せを満喫する心を創っていくべしである。
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鎌田康秀

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    鎌田康秀相談室


    吉祥寺で生まれる。幼少の頃、神戸で過ごす。
    学生時代は演劇青年(不条理系の芝居}。今でも芝居好きで、観劇が趣味{ジャンルは問わず)。占術家以外では一時期、クラフトデザインの仕事に就いた事がある。少し絵心もあり。犬、猫、ウサギが大好き。でも一番好きなのが、やはり人間。思いを共有できた瞬間が最高。語り合う中で未来ビジョンが出来た時が最高。

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