  本棚なのに いろんなものを詰め込んで 見渡せば 沢山の思いが 様々な思い出が… みんな一緒 長い付き合いをしてきた仲間達 幾度となく整理もしたけど 残っているのは思いの染み込んだ者達ばかり 本棚は自分の心を投影する世界 全てが分身 わが心の小宇宙かもしれない 狭い部屋いっぱいに広がる心の宇宙… この空間で見てきた数々の人生模様 かぎりない生命の様を垣間見てきた そんな場面を棚は全て受け止めて… そんな部屋に居ながら 本棚に目を向けるのは用事がある時だけ その訳はいつも本棚を背にしているから… ごめんね… 優しい光が部屋に溢れ 灯火の下 仄かな温もりの時 過ぎ去った遠い日の回想をしてみたり 夕暮れの空を見ては しんみりしてみたり 秋の日の静かで緩やかな時の流れに包まれて… 本棚を背にして……
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