
不確かでまるで実体がない
遠い日の曖昧な記憶だった
薄ぼんやりと靄や霞をかけてしまったのは
思い出す事を知らず拒否した深層の意識…
否 哀し過ぎて辛過ぎて苦し過ぎて
自分が憐れで情けなくて
そんな自分を消してしまいたくて
むしろ奥底にしまい込んだのは
そんな作為に満ちた心だった
それが ある時から
封印が解けたように噴き出してきた
心の蓋が開いてしまったのか
次々に甦ってきた…
幾重にも隠蔽された過去の情景が
過去の思いが溢れ出るように飛び出してきた
年を重ねる度に感性が風化し鈍化していくのだろうか…
それとも 悲哀や辛苦 絶望への感慨が変容するのか…
あの日あの時 胸が締め付けられる辛さも
心が引き裂かれる悲しみも
今は静観出来るようになっている
心が味わう痛みは どんなにその時激しく感じても
その時代の その境涯の自分の心を投影したもの
智恵も無く経験則も無く
柔弱な心根が苦悩呻吟を起こしていた
些細な事に挫折する
切り返す道筋も無い儘に落下する
拙い心が絶望の境地に入り込み
「もう死んでしまいたい」などと軽口をたたく
自己憐憫かさもなければ
愚昧な悲愴感に酔っているだけ…
嗚呼 それでも愛しい思い出の『紅い血の色』
追憶もまた 生きる事と同義
あの日の血の色 過ぎ去った時の流れ
様々な出来事や その度ごとの想いを繋ぎ合わせて
自分の人生の流れを創っていく
記憶と記憶の狭間に垣間見る
自らの惑いや失態 苦悶葛藤
悲喜こもごもの心象や精神を拾い集めて
分裂も錯綜も混乱も 統合させてみて
一連の自分史を描いてみよう
一代絵巻を織り成してみよう
過去から今へ続き
いつしか明日の自分が描き出されていく
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***** 癒しの隠れ家 鎌田康秀相談室『美老庵』*****
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