

夕闇が来てあたりが暗やんで 街に灯りが燈る
仄かな光の束が さりげなく優しく 道行く人の背中を照らす
いつも 見上げることもなく 知らん顔で通り過ぎる人達
気付いて貰える事もない 振り返って貰える事もない
ただ暗闇を照らし続ける そんな街路灯に自分を投影させてみる
燈す灯りが輝いて 人の背中を照らし 心を照らす
寂しさや哀しさに芯まで冷えた心に 仄かな温もりを
踏み出そうと決意した人には 背中を押して
地図もないままに彷徨い続ける迷い人には 行方を示す道標を
泣き濡れて打ちひしがれた心にはハンカチを
傷を負い病んだ心には柔らかな包帯を
共に語らい 共に笑い 共に涙する
きのうを照らし あしたを照らし そして未来を照らす
そんな街の灯り そんな灯りの存在であり続けよう
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