 眩いイルミネーションに彩られた 幻想空間にいざなう光の回廊 目を奪う 煌びやかな世界 誰も すぐ側に闇があることなど 気付かない サンタクロースがそっと置いていってくれる 紫や銀の玉 その中には 輝く金色の鍵が入っている 欲しいものが沢山詰まっている部屋の扉の鍵 立ち並ぶ扉の前で 迷い込んで ウロウロしていたら 後から続く他の人に選び取られて どんどん 扉が少なくなっていく 何より これが欲しいと 思い願ってなければ 迷ってしまう いつだって選べると思っているから 欲しいものも そのうち解ると思っているから あれか これか それかと・・・ 逡巡して 決めかねてしまう 金色の鍵を貰っても 願いが叶う鍵を手に入れても 迷い彷徨ううちに 開ける扉がなくなってしまったら 色褪せて 錆び付いた 不要の鍵になってしまう 一番 叶えたい望み 一番欲しいものを 心に決める その中のひとつを 胸に刻み込んで サンタクロースから玉を貰おう 思いを込めて 二つに割ったとき 希望への 光に彩られた空間が広がるから 明日の世界に渡る 虹の橋がかかるから・・・
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