自分意識をどう高めていくかが、運命の分かれ道
物事には全て定律、反定律がある。気質や性格においても利点になったり、欠点になったりするのである。「独立心が強い」という場合では、組織的な連携に不適合という反対概念があったり、「素直、温和」については、「優柔不断、付和雷同」という概念になったりする。「素早い決断力」には「粗忽、早とちり」の裏がある。「自我個性が強い」のは、「ただの我がまま者」と評価されたりするのである。
自己評価をする時も、気質を利点として考えるか、欠点として認識するかで、生き方が変わってくるものである。
人にはそれぞれ固有の気質性情があり、千差万別である。 問題気質というのもあって、人間関係がもつれるばかりの厄介な人も決して少なくないが、究極、自分らしく生きるためには、自らの気質や個性については、先ず利点としてイメージしてみる事である。これはいけない、これはダメと自己否定が先行すると、行動も萎縮して、なにをやってもうまく事が運ばないのは自明の理である。
「排他的で心が狭い」という特徴を持つ人は、個人主義で得手勝手という定義にするのではなく、自己対話に優れていて、自分と向き合う空間で達成領域を手に入れると解釈して、ますます自己研鑽に励み一芸に秀でる人生を模索すれば良いのである。
「人の意見に振り回される」人は、自分のポリシーが持てない意志薄弱と理解するのではなく、先ずは他者の意見を受け入れ充分吟味する学びの心と解釈して、情報知識のインプット機能が備わっていると考えれば良い。さらには、様々な意見の中から真実を見極める柔軟性と定義するのである。人と人を繋ぐパイプになったり、他者の意見の伝達役となって大いに外交的天分を発揮すれば良い。
「意気地が無い」のも危険察知能力となる場合もある。或いは、痛みを知っている人で、弱い心を癒せる優しさを持っていると考えれば良い。
「おせっかい」と「世話好き」も紙一重の概念だが、自分意識がプラス思考となれば、悪想念が排除される事となり、そうそう人から疎んじられることもないものである。
他者に投影される自画像が運命を操る大きな要素であるが、自己卑下からでた屈折行動は、かなりマイナス波動となって人生を曇らせていく事になる。
性格は変えようがないのだが、その特質の良い面の発動を心がけるならば、運気も良化されていくものである。
先ずは自分を知る事。知った上で、その特質を生かす方向付けを考える事である。もっとも、どうしても解らない、自分が何者かが見つからない人が沢山いるのも確かである。解らない時には、関わる人々に問いかけてみれば良い。
自分では気づかないとんでもない自己と出っくわすかも知れない。人の評価もいろいろで、関係性の力学で複雑な多面体の心が散見するものである。
そんな中から自分らしさを創り、プラスイメージで周囲に自分を投げかけて見るのである。はっきりメッセージとして自己表明までいけたら対人関係も好転していくはずである。セルフイメージは、明確な気質概念の構築とその良い面の絶対解釈である。
もっと深く隠れた個性についても知りたい人は、命理学や観相からもアプローチできるので、是非一度我が相談室をお尋ね下さい。よろしくです。
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