
向き合う者との関係で人生が創られ彩られていく
相手の目の中に写る画像が境遇すら操っていく
どう見られているか どう思われているか
でも それに気を取られて生きていると
すっかり囚われ 拘り続けて
本来の自分を見失ってしまう
人は誰しも主観でものを捉え 勝手な見方をする
立場やその時の情況で 思い込みの判断をする
錯覚もある 誤解もする 正当な定義付けなど少ない
そうした他者の目に過敏になると
自分とかけ離れた まるで違う自画像を創り出してしまう
相手の目の中に自分が在る
自分の現在過去があり未来が握り込まれていく
だから 自分を認めて貰う受け入れて貰うために
相手の受容するペルソナ(疑似人格)を装う
仮面を纏って演じ続けることになる
自己同一性 アイデンティティー
何処まで自分を保ちながら生き通していけるのか…
人は様々な場面で向き合う者との関係の中で
幾つもの自分を創り その関係から生じる期待に応える
関係はただ関係でしかないのに
疎外を怖れ 同一性どころか分裂性になってしまう
大事なのは その関係にどれだけ自己を投影させるか?
他者の下す判定や思惑の中に
何処まで自らの実人生を集約させるか?ということだ
無視や疎外を回避するために
相手の都合のいい人格を演じる
…愛されるため 受け入れて貰うために
どう振る舞えばいいのだろう?…
親から兄弟から友達から 職場の上司から同僚から
あの人からも この人からも愛されたい
苛められたり 邪魔にされたり黙殺されたりは辛いから…
いたる所 様々な人間関係の恐怖概念に
取り憑かれた人の嘆き声が聞こえてくる
だが
どう思われるかではなく どう思わせるかが大事なのだ
人の目にどう写るかより以前に
果たして自分自身が何者であるかを検証しよう
『人と向き合う前にしっかり自分と向き合う事が大切』
自分が自分らしく生きる事を考えていこう
さあ 自分の鏡で自分を映して
本当の自分を見つめてみよう
『自分を写すのは自分の鏡』 改稿
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