池の底から月を見上げるように 幸せを遠くから見ているだけの君 笑顔を失い、頬に影ができた君は 歩いてきた道のどこかに 幸せの種を落としたのかもしれない 獲物を探す狩人のように 険しい目を彷徨わせている君 余裕も無く眉間に皺を寄せる君は きっとまだ歩き足りないのだ 幸せへの道 それはずっと 先にあるのかもしれない 暗いオーラを身にまとっていたら 誰も寄ってはこない 誰も気づいてくれない 幸せだって逃げて行ってしまう 誰にでも通用する 幸せの処方箋なんて無い パソコンのキーを叩いたら 幸せの処方箋が出てくるなんて そんな幻想をいつまで 描いてみてたって 幸せは遠のくばかり 君は歩いて来た道に 幾つもあった岐路のどこかで 道を間違えたのかもしれない 気づかずに遠回りの道を 選んでしまったのかもしれない 歩いて来た足跡をたどれば 真珠色に輝く幸せの処方箋が きっと見つかる 焦らないで、ふと振り返り 心に翼を羽ばたかせることが 思い描いた幸せへの近道だと 君にもきっと解る日が来るだろう
スポンサーサイト
|