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鑑定歴40年 面接鑑定専門 本格占い 癒しの隠れ家 四柱推命・断易・気学・風水・手相・他
■■■夜明け前の闇
2008/11/24 Mon未分類
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“明けない闇はない”というけれど

本当に人生の夜明けは来るのだろうか?

それとも このまま月もない夜空の下を

いつまでも何処までも 歩き続けるのだろうか?


明日はまだ見えてこない

明後日などあるかどうかもわからない

今日一日のことすらも確かめられず

身動きも出来ずに 蹲っている…

歩き続けていけば 朝へと繋がる通路に出るのか

それとも道を間違えて 明けることのない

漆黒の闇夜への迷路に入り込んでしまったのか


いつだって その時が来るまで 夜明けの時期などわからない

だから 歩き続けるしかない 急がず 慌てず 諦めず

朝が来るのを信じて歩き続けるのだ

輝く陽の光をいっぱいに浴びる

その時のために…



二十年ぶりに友と会見した。もはや今生で逢う事は叶わぬものと思っていた。消息不明になっていたから…。探す手立てもないままに、身の上を案じながら、時が流れていったのである。

高等遊民の彼は、職業生活も一年半あまり。譲られた財をやりくりしながら、国内を、国外を遊学しながら、『自分探しの旅』 を続けていたのである。自分を知りたい、自分の使命が解らす、自分の身の置き所が解らず、流浪の人生、遊民の境涯となった。


果たして、突然のメールが届いた。バソコンのネット検索で我がホームページに辿り着いたという。
なんと中国の福建省からのメールであった。六年前に大陸に渡り、大学で教鞭を取っているという。
若き学徒に日本語を、日本文化を教授しているという。齢57からの職業生活である。

長い、長すぎる闇の中で、それでも一条の光明を求めて、様々な分野の学理を極めるために幾つもの大学で研鑽を積んだ。その結果、やっと人生の光明を得て、自らの立ち位置を授かった。

長い歳月を経ての邂逅、63才を迎える彼は年輪を重ねながらも尚、溢れんばかりの精気を放つ元気な姿を見せてくれた。

『大器晩成』という紛れもない生き証人である。器が大きすぎて狭い日本には、彼の受け皿が無かったのだろう。広大な大陸の大地こそが彼の才覚を開花する場所なのだろう。

懐かしく、思い出話で時空も逆旋して、あっという間に時が過ぎた。こんな類い稀な友を持てた我が命運に感謝である。

非常謝謝…



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鎌田康秀

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    鎌田康秀相談室


    吉祥寺で生まれる。幼少の頃、神戸で過ごす。
    学生時代は演劇青年(不条理系の芝居}。今でも芝居好きで、観劇が趣味{ジャンルは問わず)。占術家以外では一時期、クラフトデザインの仕事に就いた事がある。少し絵心もあり。犬、猫、ウサギが大好き。でも一番好きなのが、やはり人間。思いを共有できた瞬間が最高。語り合う中で未来ビジョンが出来た時が最高。

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