

“明けましておめでとうございます”
“本年もどうぞ宜しくお願いいたします”
過ぎた時がどうあろうと
過ごした日々がどうであろうと
今 この時ばかりは
新たな気持が胸を高鳴らせ 心も高揚する
昨日の事 おとといの事 数日前の事
みんなみんな 『去年という箱』 に
納められ しっかり封印される
…されど年は明けても「 時代の夜明け」とはならない
閉塞して暗やむ世情の さらに深まる不安がよぎる…
それでも 希望を持って
『今年という箱』 のまっさらな蓋をそっと開いて
鮮やかに咲く花々を取り出して
身の回りを飾り 心を彩って…
今年一年 光が宿る時空となるよう祈ります
2019 己亥年 新春
『春風献上』