
茜色に染まった夕暮れの空
何も悲しいことなんかないのに 淋しいことなんかないのに
見上げれば いつの間にか目頭が熱くなってくる
もう家に帰る時間だから… まだ遊びたいのに
もっともっと友達と一緒にいたいのに…
今日一日が終わることの切なさに涙する
夜が来れば それが明日の序曲なのに
だけど少年の稚拙な頭には昼夜の時空の運行なんか解らない
やって来る夜の闇が何もかもを消し去っていく 連れ去っていく
そんな怖さと果てしない寂寥を湛えていた
だから夕焼け空の眩い光彩を観る時に
胸が締めつけられるような悲哀感に襲われていった…
そんな感情の記憶がふと戻ってくるのかもしれない
無論 それはすべて追想の観念なのだろう
その時の自分がそんな感慨にあったろうか?
そんな感傷を味わっていたろうか?
もっと脳天気で浅はかで無知蒙昧だったに違いない
遊びほうけて すっかり腹ペコで意識を占領していたのは
夕飯の献立ばかりだったに違いない
思い出は途中で封印されたり改ざんされたり
好きなように アレンジされていくのかもしれない
それが懐古というものかもしれなぃ
少年時代の思い出は どんな情景も
甘い感傷に包まれた遠い日の自分史だから
それはすべて青春の原風景だから…
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