

じっと見詰める その瞳の光の強さが
生きる意志と覚悟を物語っている
守る者がある 育てる者が居る
優しい表情の中に 母の強き思い
外敵があれば我が身を捨てて闘う気迫
そして今日一日の糧を求めて主人への懇願
撫でてくれる手のひらの厚さ
抱き締めてくれる両腕の温もりを確かめて
じっと見詰め続ける
「そんな風に思うのは勝手だけどさ
あたしは散歩に行きたいだけ!」
「もう この子達にはウンザリ お乳に噛み付いて痛いのよ」
なんちって・・・
見るもの 思うもの 目と心が捕らえるものは
いつだって独りよがり
勝手な想像をして話を創り出す
それこそ 犬の知ったことじゃない
なんちって・・・