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季節の移ろい・ そして旅立ち
2011/11/25(Fri)
20061122094943


燃え立つように紅葉した樹々の葉

鮮やかに黄葉した銀杏の葉

褐色に色変わりして 風に鳴る葉達

華やかに艶やかに 絢爛の衣裳を纏い

朱色や紅 緋色に黄 金色に彩られた万華鏡の世界にいざなう

落葉たちの生命の祭りは

やがて来る白一色の世界への 旅立ち前のセレモニー

新たな世界への旅立ちの前には

余計なものを削ぎ落としていくのがいい

心の旅立ちでも 人生の旅立ちでも

必要最低限にして 手荷物は少ないのがいい

行く先々で 新たな出会いがある

豊穣の世界に辿り着いたなら

身も心も潤し 満たされていくのだから

その時がやって来るまで 身軽な旅の方がいい

冬の木枯らしの中でも 横殴りの吹雪の中でも

丸裸の体で 喘ぐ事もなく 凛々しく立ち続ける

落葉樹たちの枝先を見たらいい

それは 高い天空を指し

明日を指し 確かな未来を指している

手にしたもの 身に纏った余計なものを放り投げ

雄々しく歩き出した道の先には

麗らかな陽射しに彩られた世界が待っているのだから

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写し出された自分
2011/11/16(Wed)
20081115105335


強張って表情も無く ただ歩き続けている

凍り付いてしまったのだろう

感情が揺れることも つき動かされることもなく

目はあてどなく宙空を見ている

花の香りも 風のそよぎも

小鳥のさえずりも 美しいメロディーも

心を安めることはなかった

『癒される』 という言葉さえ

忘れそうになっていた ある日


手にした一冊の本

読み進むうちに 衝撃を受けた

そこに居るのは 『わたし』 紛れも無いわたし

わたしの姿が そこに克明に写し出されている

心が揺り動かされ 感情が込み上げ

訳もなく 叫びたくなり 勝手に身体が蠢動をはじめた


気付いた時には わたしは氷室から抜け出していた

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人生のタイムテーブル
2011/11/04(Fri)
20090930202435


“ごめんね キミのことは好きだけど 大切な人だと思うけど
キミと結実するのは 今は無理なんだ
人生の予定行動にキミは入ってないから
本当にごめんね こんなに好きになってしまって
こんなに好きになって貰って 心踊る触れ合いもあって…

だけど タイムテーブルが合わないんだ
だからごめんね これっきりにしよう"


…そんな言い訳をして あの人は去って行った
何もかもが人生の予定表に書き込まれている
それが効率の良い生き方なんだという

ならば最初から拒絶してくれたらいいのに
この出会いが何の意味もなかったのなら
あの時何故 声をかけてきたのだろう

いつだって人生は偶然の出来事から動き出すのに
振り返れば その偶然の連続に確かな必然を見つけるのに


…しばらく経ってから あの人からメールがきた

「突然のメール ごめんなさい
何もかもが上手くいかないんです
アナタと別れてから 歯車が狂いだしたみたいに
何もかもがチグハグになって

もう一度 やり直したい
人生のタイムテーブルを作り直したいから…
よかったら近々に会ってくれませんか?」


『ごめんなさい もう遅いです
もうあの時には時間を戻せない んです

ワタシのタイムテーブルにアナタはもう居ないのですから』

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