


又、この日がやって来たね 『二月二十日』
キミが月に帰って三年になるんだね
だけどいつもいつだって
キミを思えば確かな温もりを感じる
心で呼び掛けたら
すぐにも近くに居るような
そんな気配を感じさせてくれるよね
有難う 可愛い可愛い“Peenyaクン”
… … … … … … … … … … … …
季節の移ろい 咲く梅の華 鮮やかに
よぎる風は余寒を残し 頬を切るけれど
それでも雅やかに華やいで春模様
そんな季節(とき)にキミは旅立った
遥か空遠くへと… ふるさとの月へと帰って行った
耳を澄ませば聞こえてくる
タン タン タン… みんなを呼ぶあの音 あの声
それは啼くことのない愛兎が足で放つ言葉 声
広がる空は…この世もあの世も隔たることなく
幾重にも折り重なりながら 繋がっているのだろう
タン! タン! タン!…
踏み鳴らすごとに いろんな思いを告げる声が木霊して…
いつまでも どこまでも 心に息づいて
時空を超えて キミは活きづいているよ… …
有難う ピーニャくん