大晦日

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街は何処もかしこもすっかり正月模様

新しい年を迎えるための身支度で賑わう

いよいよ年が明ける

どんな思いで どう過ごしたか

辛いことも 苦しいことも 嬉しい 楽しいことも

追い詰められて どん詰まりの日々も

或いは 志しに生き 達成の喜びに満ちた日々も

人それぞれに 悲喜こもごもの時が過ぎ

除夜の鐘と共に 新たな気持ちになって

未来へ向かう時空が動きはじめる


皆々様 良い年を迎えられます様

良い年を創り出していけます様

心よりお祈り申し上げます


美老庵 鎌田康秀


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今年一年を振り返る

 身に起こる事は心の写し絵

 何を求め何をしてどう生きたか?
 自分の心がどう創られ、どう発展したか、日々の生活の中で自分の視座や価値意識がどう変化していったのか、一年の締めくくりをしてみる事をお勧めする。しかし、自分の心を見詰めるといっても、何を手掛かりにすればよいかという事になる。

 何をしたのか? 自分の行動の軌跡を辿るのも良い方法である。 
 達成領域は手に入れたのか? いまだビジョンもないままなのか?などなど・・・。でも今ひとつ決め手に欠けるものである。

 一番の方法は、関わった人々を考えてみる事である。他者との関係性は、自分を写し出す鏡や反射板のようなものだからである。

どんな人と出会い、関わり、何をしてきたのか、何を思いどう語り合ってきたのか? ポジティブであったのか、それともネガティブな思考の渦に入り込んだのか。関わった人々を想起してみれば、自分の在り様や考え方の方向性が解ってくるのである。自分の放つ波動が周囲に投影され、呼び寄せるように人間関係が創られていくのである。

 中には、裏切りや虐めに合った人、立ち直れないほど傷つけられた人もあるだろう。辛い人間関係ににっちもさっちも行かない状況で、苦悶葛藤し、振り返るのもいやだ!という人も居るはずである。
 だが、これも、人生の通過地点での「気づきの時」であり、たとえば、意地悪な目に合う情況が、自分自身が意地悪であったり、知らず人を傷つける波長をもっている事の逆投影の場面であったり、或いはかねてからの意地悪に対する防御姿勢の対応を学習させられる場面であったりするのである。

 運命の転換期には、他者との関係性も大きく変化を見せるものである。新たな出会い、これまでとは違った情報に触れ、以前とは別の生き方を模索する事となる。対人関係の良し悪しは今後の人生行路の座標である。

 これまでよりレベルが高いと思える人間関係だと、感じるならば、自分自身の価値観や、思考水準がアップした事になる。逆にレベルダウンと感じるならば、低波長であり、成り行き任せに生きている駄目な自分の証明である。

 全く人と触れ合わなかったという、引きこもりの境涯の人もあるだろう。この人は残念ながら、思考の展開もなく行動もなく、心も凍結したままであり、生きている事にもならない。一人きりでは時が流れる事もなく人生模様が描かれる事がない。自分を確認するしようにも手立てがないのである。一日も早く他者との関係性を求めるべきである。

 振り返って自分を総括し、どれだけ人から影響を受けたか、或いは、人にどれだけ影響を与えたか。結果としてどれだけの「絵」が描けたのかを吟味する事で、明日の自分のビジョンを創る手掛かりとなるのである。

 関わる他者の目の中に人生が写し出される。「人の輪こそが運命の輪」なのである。さあ、どんな自分が総括されますか?

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冷気に放つ艶やかさ

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頬を刺す大気

時折勢いを増した風が砂塵を巻き上げていく

思わず身震いしてコートの襟を立てる

道端に置かれたシクラメンの鉢植

この冷気の中 凛として咲く

鮮やかに 艶やかに

尚一層の精気を放つ

背筋を伸ばし 大きく息を吐き

しっかり歩いて行こう

そんな気持ちにさせる花

元気をくれて ありがとう

玉の中

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眩しいほどに彩られた
幻想世界に誘い込む光の回廊

煌びやかな世界の そのすぐ側に
深く沈む闇が空いているなんて気付かない

神々か サンタクロースか
そっと供えてくれた玉の数々
紫や金や銀 その玉の中には

未来の運の扉を開ける
輝く金色の鍵が入っている

欲しいもの 叶えたい未来の
運命の舞台がいっぱい詰まった
部屋の扉の鍵

立ち並ぶ部屋の扉の前に佇んでいる

迷いこんでウロウロしていたら
次々にやって来る後から続く他の人に
選び取られて どんどん扉が少なくなっていく

この扉を開けてみたい 何よりもこれが欲しいと
そう思い願っていなければ 迷いに迷ってしまう

だからこそ願うものも欲しいものも
未来に達成したいものは
いつも心に刻み込んでいよう

一番叶えたい望み
一番欲しいものを心に決める

そしてしっかり胸に刻んだものを浮かべて
サンタクロースから玉を貰おう
神々から運命の玉を授かろう

そして 思いを込めて玉を二つに割ったとき

眩い希望への 光に包まれた空間が広がるから
明日の世界に渡る 虹の橋が掛かるから…

聖夜 イヴの夜に…
奇跡が起らんことを…

庭の柿の木

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昔 昔 住んでいた家の庭に柿の木があった

毎年 初冬には鈴なりの柿を
熟した順に 頬張って
夕暮れ時を過ごしていたものだ

口の中に残る柿の実の味は
他のどんなに美味しいと言われるものより
格段に勝っていた

それは今でも遠い記憶の筈なのに
味覚の思い出は鮮烈で

あの時のあの柿の実を
越えるものに出会った事がない

それはさながら恋い慕う者の
残像を追い掛ける様に似て

実像とはかけ離れた切ない
錯覚なのだと知っているのだが…

あの柿はもう二度と味わえない

道を歩いて 庭に柿の木を見つければ
いつだって瞬時に時空が逆旋して

あの日のあの時の柿の実が心に戻ってくる…

暗夜行路

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傷だらけの胸をかかえて
あなたは いつから歩いてきたのだろう?

人には決して見せない 苦しい過去からの道筋を
あたかも緩やかな道程を淡々と歩いて来たように…

人は あなたが陽の当たる大通りを真直ぐに
歩いて来たように思うかもしれないけど

あなたの胸の中にある道筋は
暗くて 寂しくて そして険しいものだった

優しく差し延べる手で
人の心に温もりを与えられるのも

幾度となく傷つき倒れたことがあるから
人生の辛苦を身を以て知っているから

孤独の 寂寥に包まれた
魂の叫びを知っているから

頬に微かに笑みを浮かべて
あなたは これからも歩いていくだろう
胸の内に 心の奥底に 闇の道を抱えながら


『闇を知る者は 光の射す方を見る』

放つ言葉・受け止める言葉

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人の思いはそれぞれ
哀しみ苦しみ 歓び楽しみ

同じような場面
同じような出来事に遭遇しても

訪れる人生の苦悩も歓喜も
感じ方は皆それぞれ

「心に響く言葉」と言うけれど
それも 一応じゃない

投げ掛けられる言葉に対して
それぞれの人にそれぞれの感性

受け止め方に違いがある事を知っておこう

励まし 勇気づけの言葉に
かえって 攻撃非難と
受け止める人がいて

慰め 労りの言葉を貰って
かえって心を抉(えぐ)られる人もある

そして どんな言葉も
まるで受け止める事なく
知らん顔して通り過ぎる人もいる

どんな場面で どんな言葉を投げ掛けるか…
どんな風に受け止められるのか…

その人の心の様を知っておこう

言葉は心を包むマフラーになったり
傷を癒す包帯になったり
時には 胸を心を刺す鋭利なナイフにもなる

無作為に発した言葉が
知らないうちに凶器になる事を
知っておこう

『受け止める言葉』改稿

終電

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終電に乗り遅れて

ホームに一人 取り残されたような

そんな心細さ そして身にしみる寒さの中

立ち尽くしては茫然と

走り去る電車の窓の人影を見るように・・・

楽しそうにお喋りする人達

笑い転げながら 肩を腕を叩き合っている人達

そんな情景を横目にして 一人佇むとき

頬を打つ風の冷たさが 辛すぎる

すっかり縮かんだ体が知覚を失っている

手を出せば そして声を発したら

すぐにも届く距離なのに

どうしても 声も手も出せない

そんな時には

先ず足を一歩踏み出して

お腹に力を入れてみたらいい

お喋りの輪の中の誰かが

あなたに気付いて振り返ったら

笑顔で近付いていけばいい

すぐにもあなたは その輪の中の一員

すっかり楽しみの中に溶け込んでいる

幸不幸を知る

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突然 足元が割れるような

地の底へと吸い込まれていくような

そんな追い詰められた情況になって

はじめて解る

安穏で変化に乏しい過去の日々が 輝いて見える

何事もなく

ただ平凡に 淡々と流れ行く時間の中で

すっかり退屈したり つまらない うんざりと思った

そんな日々が 実は幸せだったと振り返る


直中に居る時には気付かない

降り注ぐ陽射しの恵みも

四季折々の自然の美しさも

取り巻く人達の温かさも

健やかにすごせる優しい環境も

元気でいられる健康な肉体も

何もかも・・・


失ってはじめて解る

あの時は幸せだったと

恵まれていたのだと

身に染みて感じはじめる


そんな穏やかな流れの中に居るのなら

今を大事にして欲しい

あの時は あの頃は 本当に幸せだったと

悔恨の心で しみじみ思うような

苦さ 辛さを味わうことがないように


人生の流れの中で

幸福も不幸も入れ代わり立ち代わり訪れるのだから

幸せの時を漫然と過ごさないで欲しい


受け止める言葉

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端から見たら同じように見えても

同じような辛い出来事に遭遇しても

同じような苦しみを味わっていても

同じような情況に置かれていても

それぞれの人に それぞれの感性がある

投げ掛けられた言葉に対して

受け止め方に違いがある

深く心をえぐられるようなきつい言葉と受け止める人

むしろ勇気づけの言葉と受け止め喜ぶ人

そして まるで受け止める事もなく

知らん顔して通り過ぎる人

どんな言葉を投げ掛けるか・・・

受け止める人の心の様を知っておこう

言葉は 心を包むマフラーになったり

胸を突き刺すナイフにもなる

無意識に発する言葉が知らず凶器になる事を

知っておこう

同じ色でも違う花

落葉の回想

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銀杏 楓 欅・・・

紅葉した樹々に彩られた

公園を並んで歩く 二人の姿に

柔らかな陽射しが降り注いでいる


肩に降り懸かった落葉を

そっと摘んで払ってくれた人

顔を見合わせ 笑みを交わしても

すでにもう愛想笑いにしかならない

言葉もなくなって 乾いた時間だけが過ぎていく

胸の中に凍り付いたものが

ついに溶ける事はなかった


小春日和の公園を歩いていても

感情の擦れ違いが起こした数々の諍いの傷跡が

いつまでも癒える事はなく

互いの瞳の中から 慈しみの色は消えていた

足元で かさかさと枯れ葉が乾いた音で鳴り

冷気を含んだ風が耳元を掠めていく


思い起こせば 繋いでいた手が すっかり冷たいのに気付き

もう 互いに向き合う相手が違うんだと

感じてしまった あの日から

情の通った思い 求め合う気持ちは

枯れ始めていった


枯れ葉の舞う道を歩きながら

公園の別々の出口に向かって踵を返し

二人の影は次第に離れていく

小さく手を振り合って

顔を見合わせる事もなく・・・

すがすがしく何処までも澄み渡った空と

舞い落ちる落葉の群だけが

二人の後姿を見送っている

『落ち葉の回想』再び 

切ない青春の日が心に巡って

冬空

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裸樹の背を冷たい風が吹き抜けていく

永い冬に立ち向かう 枝たちに 苦しみも辛さもない

ただあるがまま 風にも 雨にも 吹雪にも

温かな陽射しに照らされても

変わらぬ風情で時をやり過ごす

淡々と それでいて強靭な生命の営み

与えられた場所に じっと佇む

何も言わず ただじっと・・・

必ずやって来る

陽春を胸に抱いて

まるで影絵のように

華やぐものや生命の息吹の全てを剥ぎ取り


冬空に同化して 心を無にして・・・

向き合う者・背き合う者

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出会った頃の

優しさも気遣いも労りも

時が経つにつれ 少しづつ失われて

まるで仮面を剥ぐように

纏っているマントを脱ぎ捨てるように

向き合う者の変わり様に振り回され

さらに突き刺す言葉の刺に傷ついていく


それが相手の心変わりなんかじゃなく

さらけ出された本性だったら・・・

愛の不確かさ 揺らぐ人の心の様を嘆くのではなく

立ち止まって 目を見開いて

相手の実体を観察し

そして自分の心に問い掛けて欲しい

本当に この人で良いのかと・・・


でも向き合う者として 自分はどうなのか?

出会った頃の 慈しみ 気配り 思いやり

それが時の流れの中で 色褪せていないかどうか?


恋や愛の始まりは

相手に良く思われたくて

無理しても 美しく優しく装う

甘い言葉 慈愛溢れるまなざし 仕草

これ以上ない心配り

相手の眼の中に 最高の自分を映し出す


そしていつしか 愛を手にした感動は去り

向き合う者への感謝の心を失っていく


時が過ぎても 変わらない想いで

互いを見詰め合い 深く向き合う事が出来る

辛さ 苦しさ 哀しみ そして楽しみ 喜び・・・

人生の苦楽を共に分かち合える事が出来る


そんな向き合い方を求めて

岐路に差し掛かっているのなら

誰に心を託すのか

どんな人に人生を委ねるのか

そして何処に向かって行くのか

選ぶのはあなたなのだから

揺らぎのない愛を見つけ出して欲しい


そして今ある愛のかたちも もう一度確かめてみよう

向き合う者としてのそれぞれの想いを・・・


背き合う者となった時が

本当の自分を映し出す時

真に向き合う事への通過儀礼

老いてなお輝く






心の背中に生やした翼を忘れずに
いつだって飛び立とうとする人

春秋を重ね 風化を重ねてなお溌剌とした魂
そんな美しく老いる人の胸に咲く深紅の百合の花びら

たとえ 身体が生き抜いてきた証しのため
四肢の張りを失い 皮膚にたるみが出ていても

瞳の放つ輝きは衰えるどころか尚一層増し
眼前に広がる現実世界の その奥に潜む真実を
けっして惑わされず 本当の実体を見つめている

晴れ渡った青空も 曇り濁った天空も
生命燃やした 輝くような若き日々も
失敗挫折に悔恨して涙した青春の時空も

緋色に彩られた熱情の恋も
失意に染められた悲恋も何もかも
その胸の中で 色褪せることはない

雲間から降り注ぐ光の矢が交錯する
黄昏のもたらす神々しい光景のように

熟成したワインのように 芳醇な香りを漂わせて
実り多い時を迎えた人のオーラは
円熟の華やかな光彩を放つ

「老いてなお美しく」 それを願って『美老庵』と名付ける

鎌田康秀相談室

『美しく老いる』改稿

冬の夕暮れ

20061202104246


冷たくなった大気を暖めるように

赤々と燃え立つ 鮮やかな夕日

裸樹の背を優しく撫で

連なる家々の屋根を紅く染め上げ

遠く近くに遊ぶ子らに 家路を促し

一日の終わりを告げる


黄昏時の空は 人の心模様も浮き彫りにする

夕餉の匂いのする 明るい家に帰る人

疲れていても 安らかで満たされた顔

ポッカリと穴の空いたような寂寥感を胸に

夕陽を見上げながら

真っ暗な 待つ者もない部屋へ

独り帰る人の 翳った眼差し


夕陽は 誰の上にも

優しい光と温かみを投げ掛けるけれど

見詰める人の心象が創る世界で

安らぎの風景にも 哀しみの情景にもなってしまう


宵闇が訪れる頃

明かりの灯った窓々を

ひとり暗い部屋から眺めている

そんな寂しい人の心にも

あの夕陽は届いている

柔らかで優しい陽の光が差し込んでいる

その事に気付いたなら

胸の中に 小さな火種を灯す事が出来たなら・・・

その火を燃やし

輝く明日を目指して欲しい



『夕陽に照らされる樹』刺繍画・タペストリー

アーティスト・片平隆さんの作品



プロフィール

鎌田康秀

  • Author:鎌田康秀

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    鎌田康秀相談室


    吉祥寺で生まれる。幼少の頃、神戸で過ごす。
    学生時代は演劇青年(不条理系の芝居}。今でも芝居好きで、観劇が趣味{ジャンルは問わず)。占術家以外では一時期、クラフトデザインの仕事に就いた事がある。少し絵心もあり。犬、猫、ウサギが大好き。でも一番好きなのが、やはり人間。思いを共有できた瞬間が最高。語り合う中で未来ビジョンが出来た時が最高。

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