
辛かったり 苦しかったり 悲しみに打ちひしがれる時
そんな時に 共に涙してくれ 真底思いを寄せてくれる
まるで自分の事のように 悲しみ辛さを分かち合ってくれる
本当にうれしい 有り難い 本当に心が救われる
その気持 その思い その心に応えて
負けないで 挫けないで 明日を創ろうと思う
でも・・・
そんな友に 悲しみ苦しみを乗り越えて 幸せを手にした話をしたら
胸の内から 心の底から 喜んでくれると思ったのに・・・
まるで掌返しをしたように それからは知らん顔
これが人の世の常。悲しみ辛さに同情して涙するのは、いともた易いもの。
憐れみを示し、不幸の分かち合いをするのは誰でも出来る事。
そんな人はいくらでも居る。
本当の仲間、真の友というのは、悲しみ辛さ苦しみの時の同情なんかより
嬉しい時、喜びの時、人生が達成の暁の至福に包まれた時にこそ
心の底からその歓びを共感してくれる人のこと。
それが本当の友なのである。
そんな時そんな場面で、偽りの友、見せかけの友は
知らず遠くへと立ち去っていくものだ。
しっかり友を見詰めてみよう。
そして又、自分が向き合う人に対して
「真の友」「本当の友」となっているのかを考えてみよう。
『紅花』 黄の花びらから燃える朱の色が滲み出る
人を愛する血の色に似て・・・
『本当の友』 復刻