中断 停止 そして非日常への突入
それは 不意を衝くように起こる
いきなり運命の扉が反転するように
否応なしの 待ったなしの落とし穴に入ったように
愕然として 焦慮と混乱に陥るのだが
そんな時
不意と自覚するのは 表面意識だけで
実は 忍び寄る因果律の響きを
胸の奥深くで 感じているものだ
こうなる気がしていた いつか きっと
時空の裂け目に 異次元空間に入り込み
深く静かに 佇んでいる自分が居る
剥れ落ちた 感性のヒダや
すっかり枯渇した感情の泉
これを疲弊 消耗と名付けるが
もはや自己制御も不能の域ならば
時を止める事以外に道は無い
否 時が止まるのではない
自らの復活のための 別の生命波動が流れ動き始めたのだ
新たに創られる 明日の飛翔に向かって
プログラム改変のドラマなのだ
渋谷の鳩 (モアイ像前) すぐにも 飛び立つ