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鑑定歴40年 面接鑑定専門 本格占い 癒しの隠れ家 四柱推命・断易・気学・風水・手相・他
■■■月に遊ぶ
2010/02/20 Sat未分類
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キミが月に還ってもう二年

きっと友達もできて 日がな一日遊びほうけているんだろう

でも心で呼び掛けたら すぐにも跳んで来てくれるね

寒い夜風にコートの襟を立て 背を丸めて歩く時

何だか寂しくて人恋しくなっている時

ほんの束の間にキミを想ったら

柔らかいフワフワした質感の温もりが来たり

タンタンタンと軽快な音が耳の奥底に響いて来たり

そう キミにとっては足踏みの

タンタンタンが自己表明の手段 だったね

だからキミが見えないのは悲しいけど

寂しくなんかないよ

… … … … … … … … …


季節の移ろい 梅の華 色鮮やかに

頬よぎる風はまだ冷たいけれど

春模様の華やぎ 空一面に艶やかな春景色

そんな雅びな季(とき)にキミは旅立った

そら遠くへと…ふるさとの月へと還って行った

タン タンタン 耳を澄ませば聞こえてくる

キミの言葉 キミの声 キミの足踏み


余寒の風が舞い 天空を旋回して渦を巻く

あの空の果てまで…

この世とあの世は隔てることなく

幾重にも重なって 繋がり織り込まれているんだろう

タンタンタン… 踏み鳴らすごとに

キミのいろんな気持ちを伝える声が木霊して

いつまでも 心に胸に息づいて

時空を超えて キミは生き続けているよ……


Peenya 2008・2/20 享年九歳 故郷に帰還する

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■■■母の愛強し
2010/02/17 Wed未分類
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我が子を思う母の愛は強し
子を愛し慈しみ 庇い守り育む

そのためには どんなことでもする

子の健やかな成長を願い
我が身を削って心血を注いで愛し続ける
護るためなら邪にも鬼にもなる
鬼気せまる形相も厭わない

それが母の愛 本然の母なる者の愛

時として間違うこともあろう
思いが錯綜して方向を誤ることもあろう
護る思いが育む思いが
他者に向かって鬼となることもあろう
愛しき子に向かって鬼となることもあろう

正邪善悪清濁入り混じって
母子の葛藤反目のカルマが起こる

されど母は強し 子を思う母の愛は強し…
そう確信して胸を張る 

いつしかあたりには温かな大気が流れ
幼子のはしゃぐ声とともに『鬼子母神』が降りて来られる
邪を正し悪を止め魂魄を善化し心の濁りを清め
愚かなる念を排し賢淑の神へと昇華した鬼子母神

そのふくよかな御姿 鬼から慈母となられた太母様の微笑み…


『鬼子母神』

梵名:ハーリティー

音写して訶梨帝母(かりていも)とも言われます。

夜叉毘沙門天(クベーラ)の部下の武将「般闍迦」
(パンチカ・散支夜叉)の妻で五百人
(一説には千人又は一万人)の子の母でありながら
その性質は暴虐この上なく常に他人の子を捕らえては
食べてしまう鬼のような者で人々から恐れ憎まれていました。

そのため釈迦は、彼女が最も愛していた末子・愛奴児
(ピンカーラ嬪伽羅)を隠してしまったのです。
その時の帝母の嘆き悲しみは尋常ではありません。
そうして、子を失う苦しみを悟らせて佛教に帰依させたのです。
釈迦は「千人のうちの一子を失うも、かくの如し
いわんや人の一子を喰らうとき、その父母の嘆きやいかん」
と戒めました。

以後、鬼子母神は佛法の護法善神となり
子供と安産の守り神となりました。

インドではとりわけ、子授け・安産・子育ての神として祀られています。
日本でも密教の盛行に伴い、小児の息災や福徳を求めて
鬼子母神を本尊とする「訶梨帝母法」が行者に修せられたり
上層貴族の間では安産を願って訶梨帝母像を祀り
訶梨帝母法を修していたとされます。

その像形は天女のような姿をし、子供を一人抱き
(末子の愛奴とされる)右手には吉祥果(ザクロ)を持ちます。
まとわりつく子供らは万人の子でしょう。

又、吉祥果は人肉の味がするから…とも言われますが
これは後から付加された話です。

霊験:安産成就・子育て息災・持病治癒・恋愛成就
  ・災禍除去・法華経行者守護・事業繁栄

真言:オン ドドマリ ギャキティ ソワカ

祀られる寺院:台東区入谷・真源寺 豊島区雑司ヶ谷・法明寺
         千葉県市川市・遠寿寺

(wikipedia参照)

仏画『鬼子母神像』 松井辰子先生謹筆

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■■■春のたより
2010/02/15 Mon未分類
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春爛漫に甘酒を酌み干し

ほろ酔い加減 陶然として夜が更けていく…

つまみは甘菓子を所望して

可愛い古(いにしえ)の花達を模した甘菓子


落雁か金平糖か古の乾菓子(ひがし)の風情

王朝時代の春靄に包まれた雅びの空気が漂ってきて

余寒を残した春の宵に 晩酌ならぬ煎茶に乾菓子の宴

もうじきやって来る雛祭りを先取りして

ささやかに宴の始まり


…バレンタインデ=に届いたお洒落風雅なチョコレートです

愛弟子未空殿よりの飛脚便  こんな春便りは嬉しいです

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■■■果てしなき虚空 天空の叡智
2010/02/09 Tue未分類
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心が定まらない 何もかもが混沌として捉えどころがない

智恵が欲しい すべてを見通す眼と

真実を見極める思惟力が欲しい

なす術もなく茫然として虚空を見上げる

何も見つからず 何も見つけられず

ただどこまでも虚空が広がっている


…それでいい それだからいい

見つけ出す必要なんてない 何かを捕まえることもない

広大無辺の大宇宙 いっさいのものが何のさまたげもなく

あらゆるものが自由に存在し運動し変化機能する

虚空を仰ぎ 虚心坦懐して 何も追わず何にも囚われず

ただ思念の赴くままに佇んで居ればいい


いつしか天蓋が開き 神々しい光が降りてくるだろう

胸の奥底から込み上がるものがあるはず

光に導かれて心の内から溢れだす大いなる智恵

叡智と福徳を喚起する波動が虚空の彼方から

大空天空から無尽蔵に降ってくる 

虚空蔵菩薩の叡智の降臨


『虚空蔵菩薩』

梵名:アーカーシャ・ガルバ 又はガガナ・ガンジャ

「虚空蔵」はアーカーシャ・ガルバ(虚空の母胎)の意の漢約で
「虚空蔵菩薩」とは、広大な宇宙のような
無限の智恵と慈悲を持った菩薩という意味です。

そのため智恵や知識、記憶といった面での
利益をもたらす菩薩として信仰されます。

真言:オン・バサラ アラタン ノウ オン タラクソワカ

又は「虚空蔵求聞持法」の修法…記憶力を増進させる修法
:ノウボウ アキャシャギャラバヤ オン アリキャマリボリ ソワカ

「虚空蔵求聞持法」…一定の作法に則って真言を
百日間かけて百万回唱えるというもので
これを修した行者は、あらゆる経典を記憶し
理解して忘れることがなくなるといいます。
空海が室戸岬の洞窟御厨人窟に籠もって
「虚空蔵求聞持法」を修したという伝説はよく知られており
日蓮も又、十二歳の時、佛道を志すにあたって
虚空蔵菩薩に二十一日間の祈願を行ったといいます。

又、京都嵐山の法輪寺では、十三歳になった少年少女が
虚空蔵菩薩に智恵を授かりに行く「十三詣り」という行事が行われています。

密教では、胎蔵曼荼羅の虚空蔵院の主導であり重要視されています。


(wikipedia参照)

収蔵:東京国立博物館・絹本著色掛軸装
   法輪寺・立像 東大寺 広隆寺

仏画『虚空蔵菩薩像』 松井辰子先生謹筆

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■■■淡雪 薄っすらと
2010/02/06 Sat未分類



薄っすらとした悲しみが 淡雪のように降りかかる

心のどこかで 胸の片隅で感じていたことが

目の前に現れた ただそれだけなのかもしれない

心が 胸が痛むわけじゃない

ただ体から力が抜けていくような

ユラユラとした そんな浮遊感があるだけだ

陽射しに照らされて 跡形もなく消えていく淡雪のように

この感慨もいつか過去の1ページになってしまうのだろうか


鉛色の空から はらはらと零れ落ちてきた淡雪は

木の幹に溶けこみ 茂った葉達を彩っている

ふんわりと身を覆う 薄っすらとした悲しみも

いつしか 温かな風に晒されドライフラワーのように

風化した一輪の花になるのかもしれない

 
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■■■白の想念
2010/02/04 Thu未分類



宵に降り始めた雪が 夜更けには雨に変わり

雨だれの音が闇の中に染み込んでいく

目を閉じて 心を澄ませば

雨だれが 楽器のように重く軽く音を奏でている

真っ白に屋根や道路を覆っていた雪が

雨に溶けて 次々に黒い地肌を晒していく

ひとひら ひとひら 

そーっと優しく降りかかっていた雪も

雨に変われば 冷たく肩を濡らす


何もかもを覆い隠し 白に埋もれていく様は

心に新たな大地 希望の新世界を創り出す

心に沈殿した澱も垢も こびりついた錆も黒い想念の塊も

すべて白一色に染めて洗い流して・・・


もう一度 心を浄化して真っ白にして

再び心を内観すれば 埋もれていた光が

きっと見えてくる

そして輝きだした光が心を満たしたとき

自分を取り囲む目の前に広がる景色が 

これまでとは違う様相を見せ始めるはずだ

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■■■鬼は外! 福は内!
2010/02/03 Wed未分類
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一年の無事息災 そして運気隆盛と福運を祈念して

"鬼は外! 福は内!”

年の数だけ大豆を頬張って…

外に内に盛大に豆を投げては

"鬼は外! 福は内!”を唱えます


いつの時代からか 遠い昔から引き継がれた節分の儀式

今の時代に どれだけの人が

節分という年と年の節気の入れ替わる時の

通過儀礼を行うのでしょう?

果たして立春から「年改め」とすることを

知っている人がどれだけいるのでしょうか?

節分で暦が変わり 己丑から庚寅になる

旧の正月ということを知らない人も多い と思います

さあ いよいよ新しい年の始まりです!


さあさあ 鬼退治!

でも そうは言っても鬼は一体何処に居る?

はっきりと その姿を見せているなら

狙いを定めて豆をぶつけることも出来ますが…

強い鬼 極悪非道の鬼は一体何処でしょう?

それは外になんか居ない 人の心の奥底の暗部に潜んで

滅多なことじゃ表に現れて来ない

人の心を面白おかしく操って 人生を狂わせているのです

そして鬼は家の中だけじゃなく 四方八方に

人の気配のある所 どんな場所にも居るのです

人の数だけ居るのだと思います

そして豆くらいで退散するほどヤワじゃない

だから豆を食べながら 豆を撒きながら

体の中 心の中の鬼を退治する気持ちになって下さい

でも もし姿を現して こんな可愛い鬼達だったら

遊び相手にしたり 話し相手にしてしまうかも…

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プロフィール

鎌田康秀

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    鎌田康秀相談室


    吉祥寺で生まれる。幼少の頃、神戸で過ごす。
    学生時代は演劇青年(不条理系の芝居}。今でも芝居好きで、観劇が趣味{ジャンルは問わず)。占術家以外では一時期、クラフトデザインの仕事に就いた事がある。少し絵心もあり。犬、猫、ウサギが大好き。でも一番好きなのが、やはり人間。思いを共有できた瞬間が最高。語り合う中で未来ビジョンが出来た時が最高。

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